「はい、、、」


電話の向こうには愛しい人の声


そう、彼氏の耀。

『どーこいくの?茉宏ちゃん?』


あたしが学校からUターンしてるところを見ていたのだろうか


じゃなきゃこんな言葉出てくるはずない


『今日も遅刻かよ。今朝電話で起こしたじゃん。』


「ごめん二度寝した」


毎朝耀が起こしてくれるんだけど朝が苦手なあたしはいつもこう


『クラス張り出されるから早くこいよ?』


こういわれたらもう学校入るしかないと思って歩き始めた時


『ちなみに俺教室から見てんだけど気づかない?』



だろうなとは思ったけど、、


上を見上げると手をヒラヒラさせてる耀がいた


「あー今から行く」


とだけ言って電話を切った