「ねえねえ竜、あの人って」


「ああ、兄貴だ」


「え、お兄さん!?」


「言ってなかったっけか、あいつと俺は双子なんだ」


「初耳だよ!」




通りで似ているわけだ

でも蓮さんの方が大人っぽいな

竜と双子ってことは私とも同い年か〜






そんなことを考えていると周りがザワザワしていた



「どどどどしたの?」


「聞いてなかったのかよ、学園祭やるんだと」


「へ〜。そんなことで騒ぐんだ」


「今の三年が一年だった時から学園祭無かったんだよ」


「なんでなんで!」


「一般人も来るだろ?ここの学校みんな裕福なやつだから身代金目あてで生徒さらわれたり、色々あったらしい」


「きゃ〜おそろしい。」








蓮さんの話をきく。



「さして、前回のような事を避けるため、今回の学園祭からは限られたもののみにする。福会長、あと頼む」



「はい。限られたものというのも、各生徒に学園祭のチケット5枚を配布いたします。そのチケットを持っている人のみ入場可としす。」





なるほど〜。
でもチケット変な人に渡ったら変わらないんじゃ、、、







なんてことを考えていると、生徒会からの話が終わった。





教室に戻ると先生から学園祭について話された。




「学園祭は二週間後。10月20日。もう時間と少ないので各クラスからの出し物を決めます。委員長、前へ」




二週間か〜。楽しみだな!

そして、その委員長が前に出て色々話し合った結果、2-Aは喫茶店になった。






「楽しみだね!文化祭」



「ああ、まあ」




そして休み時間になった。




竜はトイレに行き、私は一人で座っていた。


すると、



「ひな、、さん?」


と、女の子に話しかけられた。


「はい!」



「あの、私伊集院ナツカといいます。よかったらあの、、その、お友達になってくれませんか?」



「え、、、ほんとですか?よろこんで!」




ナツカちゃんは、黒髪にぱっちりとした目で、背はわたしより高くてすらっとした可愛いこだった。




やったーーー、友達いなかったからすごく嬉しい




「よかったあ。私のことはナツカでいいです!」


「私のことはひなで!」



「ひな!よろしくね!」



ナツカは早歩きで、窓際にいた3人くらいの女子グループのところに行った。