ー体育館裏




「やっと来たわね佐藤ひな」

「あの、誰ですか?」


「あたしは三年のリナよ」
「わたくしは三年桜子」
「私は二年のルミ」
「あたしは・・・」


と、そこにいた20人くらいの女子たちが次々と自己紹介していった



「で、なんの用でしょうか」


「ちょっと、あなた自覚していらっしゃらないの!?」


「わたし何かあなたたちにしましたっけ」


「あなたね、竜様に馴れ馴れしいのよ!!」


「竜様?って高杉竜?」


「さうよ!竜様よ!呼び捨てにするなんて〜〜竜様FC部長のあたしでも言ったことないのに!!」
「そおよそおよ!!中良さげに話しちゃって!!」




なんだ、この人たちただの嫉妬か




「あなた、竜様のなんなのよ!!」


「めい、」


メイドだよって言おうと思ったけど、言ったらややこしくなりそだし、第一竜に迷惑がかかる。




「はっきり言いなさいよ!」


「同じクラスの隣の席」


「はあ!?」


「でーすーかーら、隣の席っゆう関係ですよ!」


「で、でも初日から中良さげに、、」


「それは先輩たちが引き気味すぎるんじゃないですか?話してみるといい人でしたよ」


「二年のくせに生意気な〜!!」



と一斉に先輩たちが私に遅いかかった。


がしかし、私はケンカが強い。




わけもなく、一応抵抗はしたが、されるがままだった。



「これでわかったわね!!」



と捨て台詞を言って退散していった。




「わかんかいつっーの。結局何が言いたかったのかな。」




でもまさか手出されるとはなあ



制服も汚れちゃったし

あと人たちの長い爪のせいでひっかかれて血がでるし、

最悪だよ。