別室にて。
「ふう、、竜様って怖いですね」
っていうと、高橋さんは応答してくれない。
しまった、、悪口言ってしまった、
と思っていると、
ギュッ
高橋さんの体の中に私がいた。
「高橋、、さん?」
「あんな笑顔ずるいよ、ひなちゃん」
、、、、え?
「えっと、あの、」
「俺、ひなちゃんのこと好きかも」
竜の前では正しい言葉を使い、真面目にしていて、"ひなさん"と呼ぶ高橋さん。
私といると、意味わからない言葉をゆって、"ひなちゃん"と呼ぶ高橋さん。
好き、、、私を??
「ええ!?」
「だってひなちゃん可愛すぎるんだもん」
もっと抱きしめる力をつよめる。
でも、私はこんな初対面の人を好きになれるはずもなく、もちろん好きなわけもなく、、
「えっと、、その、ごめんなさい」
「はは、だよね、今日会ったばかりなのにごめんね」
と少し微笑む高橋さん
「いえ、大丈夫ですけど、」
「でも、俺諦めないから」
そんなことゆわれても、、
私は"あの日"を境に恋はもうしないと決めたんだ。
