私の思いは空を越えて伝わっていく。
☆
私の名前は小川知香(おがわちか)13歳。
私立中学に通っている中学1年生。
私には幼なじみの智也がいた。
性格もよくて、頭もよくて、とてもかっこよかった。
私たちは小学校のころから、私立にかよっていて、家も隣どおしだったこともあって、小さい頃から毎日のように遊んで毎日のように一緒に学校にいっていた。
でも、あるとき智也が急に体調を崩し、学校を休みがちになってきた。
私が、智也の病気に気づいたのは今から1年ほどまえだった。
急に余命なんて言われて、智也はどんなにくるしかったのか。
ねぇ、智也。あなたは一人で頑張りすぎだよ?
☆知香
私が智也への気持ちに気付いたのは、小学6年生ぐらいのことだった。
今までは何の気持ちも感じることもなく、楽しい話をしていたのに。
この頃になると、智也と話をするだけですぐに胸の鼓動が早くなり、返事をすることも目を合わせることもとてもこわかった。
そして、その気持ちが「恋」だと気付いたとき、私はすごく怖かった。
これからも今までのように二人で楽しい話をできるのか。
とってもとっても不安だった…。
