あたしの前に現れた男の子



「はいっ!寒いから、これで、手、あっためたらいいよ!」


買ったばかりのミルクティーを女の子に渡す。


「お姉ちゃん、ありがとう!名前は…」


「朝倉美優。美優だよ」


「美優お姉ちゃん!本当にありがと!」


「うん!じゃあ、気をつけてね!」


「うん!ばいばいっ‼︎」


そう言って、



女の子の姿が見えなくなるまで見送ってたのを、



俺はずっと見ていた。