それにいざって時は、新谷さんが守ってっ…?
い、いないっ!!
新谷さんっ、何処っ!
うそでしょ?こんな時に限って、新谷さんが、何処にいるのかわかんないなんて…。
…やばぁ…。

「涼子ぉ、何処まで歩く気?」

「何処までって言われても…」

私たちは、まるで行進してるみたいに、歩幅を合わせて、ひたすら真っ直ぐに進んでる。
だって、どうしたらいいのか、わかんないんだもんっ。
あぁ、黒服たちが、ひたひた付いて来てる気配がするぅ〜。
新谷さぁ〜ん!何処なのぉ〜…。