「あ、そろそろ二人とも、帰らないといけないんじゃないのか?」

って、柳沢さん。
ん?え?あっ!もう外真っ暗…。
帰んなきゃ…。

「新谷と高木は泊まるだろ?」

「はい」

「じゃ、向こうの部屋に荷物置いて来い。俺たち先にバス停に行っとくから。さっ、行こう」

「はい」

柳沢さんと一緒に、里乃と私は史料館を出る。

…なんか寂しいな