高木の話をそこまで聞くと、なんだかわかんないけど、柳沢さんは、やたら上機嫌で、ジュースとか、お菓子とか持ってきてくれた。

「ありがとう、里乃ちゃん、涼子ちゃん。君たちのおかげで大成功だよ。遠慮しないで、どんどん食べて」

「…柳沢さんっ」

ついに新谷さんが立ち上がった。
やっぱ、納得いかないよねぇ、柳沢さんのこの態度。

「シリウスが砕け散った事が、そんなに嬉しいんですかっ」