シリウスのかけら

そう言って、東郷はニマ〜っと、世にも恐ろしい微笑みを浮かべて、そっとお守り袋を開け、シリウスのかけらを取り出した。

「あっ…」

やっぱり、ほとんど光を放ってない。

「やっ、まだ間に合うっ!」

東郷が目を血走らせて、シリウスに何か祈ろうとした、その瞬間っ!

ピカーッ!!!

「わっ!」

眩しっ!

その場に祈ろう居合わせた全員が、目を背ける程に、シリウスのかけらが光り輝く。