高木がうまく引き付けてくれたのか、私たちは、無事、霊山護国神社にたどり着いた。

そ、そ、そ、それにしても、もう、死にそう〜。
ここに来るまで、すっごい坂道、いや、山道なんだも〜んっ!
身体ボロボロ…。
もう走りたくない…。

「藤堂さんっ!」

ここの護国神社には、幕末の志士たちのお墓が沢山あって、私たちの旅行のスケジュールにも入ってた。