「来ました!サッカー部!!
来ました!奈木先輩!!!!」

「黙れ。爽。」

うちらはサッカー部が練習するグラウンドに来ていた。

相変わらず爽はテンション上がりっぱなし。

「お、優羅。」

げ。。。
「はい?なんでしょう?」

嫌いな嫌いな滝沼(タキヌマ)先輩。
通常タヌキ。

理由はタヌキみたいな顔してるから。

「なんでサッカー部見に来たの?
あ、もしかしてやっとマネージャーに
なってくれる気になったの!?」

「いや。なりません。」

「じゃーなんで。
あ、もしかして俺…」

「違うって!!!」

全く気持ち悪いったらありゃしない。

あたしはこの高校に入ったときからなぜか
マネージャーになれと言われる。

あたしはバレーをやりにこの高校に来た。

好きな人がいようが
イケメンがいようが
あたしはマネージャーにはならない。