「な、何を馬鹿な……」

「それが無理なら、協力はせん。」

「……さすがにそれは無理だ。」

「メディアには非公開にし、俺は静かに闇の中を過ごす。バレないように。」

「いくらバレないからって、無理なんだ。」

「……仕方ない、1つ言っておこう。お前ら警察は、勝てない。全てにおいてな。」

ゼブラは手足を縛られている鎖を、力ずくで外した。

ほんの一瞬、さっきまで身動き出来ないゼブラが、その場に立っていた。

大規の後ろにいた警察官は、急いでゼブラを抑えようとしたが……

"我に…触れるでない……"

ゼブラの威圧感。

警察官の動きが止まった。