そうこうしてるうちに、もう目的の駅に 着いた。 「うわー、結構な田舎だなあ」 巴菜は景色を眺めながら言った。 「4時間も乗ったからね」 カレは笑って、ここから見える海を見つめた。 「じゃ、行きましょうか!」 巴菜は気を取り直して、歩き始めた。