ちっぽけな奇跡のはなし




結構走ったところで、後ろから
カレの声が聞こえた。



「おーい!」


カレもはあはあと息を上げながら追いついてきた。



「あ!ごめんなさい!」


「どうしたの?いきなり走ったりして」


カレに経緯を話すと、
呆れ顔でため息をついた。