ちっぽけな奇跡のはなし



夜、ベッドの中で、カレを思い出す。



「未来の恋人かー」


未来なんて想像つかなかったけど、
今はなんだか身近な存在だ。


「なーんで、消えたんだろうなあ」

ポツリと呟いた。

自分のことだけど、全く分からない。

哀しい思いをさせると知ってるのに
消えるなんて、余程のことがあったに
違いない。