ちっぽけな奇跡のはなし





「またいつか、必ず逢えるから。
必ず僕が迎えに行くから。」


カレはゆっくりと巴菜を抱きしめる。



「絶対ですよ...」


巴菜がそう言ったとき、巴菜を包み込んでいた温かい光がパッと消えた。