ちっぽけな奇跡のはなし




「あ!シャルへ行かなくちゃ...」


走って、シャルへと向かう。



だけど、シャルのドアの前で
足が竦んで動かない。


窓から店内を見回してみると



「いた...」


カレの姿がそこにはあった。



いつものようにホットコーヒーを飲んで

ずっと待っていた。