ちっぽけな奇跡のはなし




そして、またいつものように家の前まで
送ってくれた。


「今日はありがとうございました」


「こちらこそ。
僕のためにこんなことまでしてくれる人はなかなかいないよ。

おやすみ。
また明日!あ、明日はケーキ屋で待ってるよ」



カレは優しく笑って、帰って行った。