「だめっ!!」 康太の息がかかるくらいのところまできて、アタシはそっぽを向いた。 「重症だな~」 そうなんです。 アタシは顔を手で覆って、部屋の隅に逃げ込んだ。 「こっちおいで~」 康太は優しく手招きしている。