春樹side

「総長!」

イライラする。

海がいないし見つからない

『あ?』

「う、うみが!」

は?なんでよびすてなんだよ

『んだよ、海がどうした』

「コンビニで会いました」

『はぁ?なんでよばねぇんだよ!』

そう言って俺はイラつきのあまり
机を蹴った。

「春樹、落ちつきなさい」

うるせぇよ、柚。



「それが…いや…なんもないです…
逃げられました」

こうすけが下を向いて
そういった。

「それ…ほんと?」

あゆが、めったに開かない口が
開いた。

「ほんと…です」


「嘘だね…こうすけ
海なんていってた?こうすけ達には
話したんでしょ?」

「んで、それを…」

なんで、あゆがんなこと知ってんだよ
あーイライラする。

「なんて話したのぉ?」

櫂がそう言った。

「…海が、眼鏡を外して
俺らに素顔をみしたんです…それで…
私は、いじめられてたって、
今でも痣があるって…倉庫に来てって
言ったら、笑顔で頷きました…」

なんでお前らには、自分から
みしたんだよ。あーイラつく。

『柚、調べろ』

「そう思ったんですが、
無理なんですよ、あの子自分の管理は
自分でやってるみたいですし?
すごい、めんどくさい鍵のかけた方…」

はぁ?なんで、柚が出来ない?

『調べろ』

「チッめんどくせぇ」

結局やるよな、そう言っといてよ

って何いってんだ俺。

あー、どこいったんだよあいつ。


春樹side end