公園につけば誰も話そうとしない

『みんな…ごめんなさい』

「海さん…なんで戻ってこないんすか
皆さん心配してんすよ!?」

そう言ってくれたピンクの髪の
みなと。

『今…戻るわけには、いかない…』

「んっだよ…それ
お前、総長さん達がどれだけ
心配してんのかわかってんのかよ!!」

こうすけが凄く殺気を出しながら
そう言った。


『分かってる。すべて分かってるよ。』

「なら…なんで」

『みんな…見ててね…』

私は、ピンで前髪を止めて
眼鏡を外した。


『私ね、この顔だし、
アニメヲタクだから、いじめられてきた
人の男とってんじゃねぇよっ!とか、
ブスのくせして調子こいてんじゃねぇよ
そういって殴られたり蹴られたりしてた』


「んな…こんなに綺麗な人だなんて…」

みなとがそう口ずさんだ。