ああああ…やばい
どうしよう…顔見られた…
人に眼鏡と前髪あげられたとこ
見られるのは…あの日以来…
絶対明日からいじめられるよ…
春樹達は、ばらしちゃう…
『あ、ああああの!!
こ、この事は誰にもバラさないで下さい…眼鏡とったら超ブスってバレたら…』
「何しに、バラすんだよ。
意味わかんないこと言うなアホか。」
『すすすす、すみません。』
「だから…もっとその顔見せろ。」
『えええええええええええっ!?!?』
「早く見せろ」
『み、みなさんには、内緒ですよ?
眼鏡とったら超ブスってことが
バレれば私は即いじめの中心です。』
「いじめ…?」
『いや!なんもありません!
では、いきますよ』
私は、眼鏡をとって
前髪をピンで止める。
『こ、これでよろしいですか?』
「下むくな。よく見えねぇ」
私は、そっと春樹の顔を見る。
『あの…恥ずかしいんですけど…』
「ん、可愛い」
そういって頭を撫でる春樹
『か、可愛いなんて…
言わないでください……』
ガチャ!!ドアが思いっきりあいた。
『えええ!?』
私は即座、春樹の背中に回る。
「はーるーきー♡遊びにきたよぉ?」
『春樹…どどどうしよう』
「大丈夫だ。あいつらなら。
何心配してるかわかんねぇけどあいつらは、お前が思ってる事しねぇよ」
『それ…本当ですか?』
「春樹?何を隠してるんですか?」
「おい、海」
『は、はい…』
私は、そっと春樹の隣にうごいた。


