私は、歩いて帰ると

言い張って一人で帰ることにした。

私は、少し薄暗くなり始めた頃

ゆたゆたとゆっくり歩く。

そんな時、ふと声をかけられた。

「なぁ、お前キアの姫様じゃねぇか?」

『そうですが。』

私は、何もわかっていなかったので

すんなりそう答えていた。