『こんな、夢の話
あるかボケェええええええ!!!』

母さん忙しいからじゃねぇし!

「まぁ、いいじゃん♪」

『よくありません!!もう
今日は色々ありすぎて疲れました。』

「いま……から…レア…のやつ…
取りに…行こうか…なって思ってた…
だけど……疲れ…たなら…いっか…」

『いえいえ!!全然
疲れなんてありませんよ!!?
何言ってんすか!!』


「ふうん…なら…行こ…」

ふうん…なら…行こ…

むなし!!なに最初の ふうん って!
ふーんじゃだめなの?ねぇだめなの?

そんなアホくさいことを

考えながらも心ウキウキ中!!

私は、レアなものをもらうため

車に乗らせてくれて

連れてってくれたみなさん。

10分ほど経った頃

着いたようだ。

こ…ここは!!

『世界に3店しかないと言われている
アニメイト!!ここの品揃いは
凄くて行きたくても行けないという
アニメイト!!毎週朝は、行列は、
あたりまえ。入る時に券が必要という
あのアニメイト〜♡』


「詳しいですね。」

『こんなの知ってて
当たり前ですから!!パソコンで調べれば出ますよ!?というかなんで
こんな所、貴方達知ってるんですか?』

「俺の会社……が……社長…で…」

『何言ってるか全くわかりません
俺の会社が社長ってなんですか!』

そう言ってクスっと笑った私。

「ここにきて始めて笑ったな」

そう言って春樹は、くしゃっと

私の頭を撫でた。



恥ずかしいというか…


こんなの始めて。。

こんなに男の子といるの楽しいって

思えたのは、始めてかもしれない。


ここにいるのが楽しいって思えてきた。

今日会ったばっかりなのに

また明日遊びたいなって思う気持ち。



嬉しい…かな。こういう初めての感情が
生まれたことが…