黒の白の狭間

『温』


好きくて寒くて
鼻が赤くて
彼が笑って
鼻をつまむんだ
つままれた鼻は温かくて
ムッとしてても笑っちゃうんだ
花にあった手が私の手に移動して
指を絡めあう
お互いの顔は赤くて
寒さのためだけではなくて
分かっているから笑っちゃうんだ
幸せで暖かくて
寒さでつらい冬がとても愛しく思えたんだ