けれども、そうまで深く沈み込んでなお、光の残滓がなかなかしぶとい、その不思議。 悲しみと憎しみのあいだ、行き場のない宙ぶらりんの切なさが、壊れた雨どいから滴る雨水のように心のひだにこぼれ落ちる。 まだ、あなたがすきみたい