パパは幼なじみ

しばしの沈黙の後、徹くんが話しだした。

「僕も真奈ちゃんも、好きな人を好きな人のために諦め…いや、この言葉は不適切かな。」
「………」
「運命…なのかもしれないね」


“運命”──


「はかない言葉だね」
「でも、似たもの同士の僕たちにはちょうどいいよ。ねぇ、真奈ちゃん…」

私と徹くんの視線がぶつかった。


「僕たち、本当に付き合わない?」


予想通りの3つ目の質問だった。