林檎カフェ

「…自分次第…?」
「そう、自分次第。だから、俺たちは温かく見守ってやろう。」
「うん」

それから一週間が経った。私がいつものようにカフェに歩いていると、おじさんが見えた。こっちに歩いてきているようだ。

「こんにちは。今日はあなたとマスターにお話があります。」
「そうですか。やっと涙のわけが聞けるんですね。カフェへ向かいましょう。私、ずっとあなたの悲しい瞳が気になっていたんです。」

それから二人でカフェに行き、マスターと三人でカプチーノを飲みながら話を聞いた。