私のバイト先は、海の近くにある小さなカフェだ。私は平日は毎日そこにバイトに通っている。正直お給料は安いけど、私はお金のために通っているわけではないから、全然気にしていない。むしろ、私はあのカフェやマスターの安心させてくれる雰囲気に惹かれて、バイトを始めた。バイト先のマスターのことは、よく知らない。知っていることといえば、名字が熊本だということと、美味しいコーヒーを作ることと、音楽が好きだということだけだ。