誰でもいいから彼氏ほしいなぁ…


私、藤沢瑠南はそんなことを考えながらお経にしか聞こえない社会の授業を受けていた。


こないだ付き合った尚彦もMとかで、なんかつまんなかったしなぁ…


もう面倒だし次の休み時間に目が合った奴でいいか。


そんなことを考えていると後ろから私を呼んでいる声がした。

面倒だけど仕方がなく後ろを振り返った。

当たり前だが、そこには友達の渡部遥香がいた。


何故か楽しそうな顔をして笑っていた。


「モテモテな藤沢瑠南さんにゆーびんどぇす♪」
といい遥香は手紙を私に渡した。