実に幸せそうな表情の子供の寝顔に雪だるまはある想いを抱きました




――いいなぁ……、あったかそうで。ボクも……っ! うわぁっ!

いつの間にか遠くの空は明るくなってきました。

まばゆい朝日が差し込みます。

あまりの眩しさに雪だるまはびっくりしました。

『いかん、いかん、夜明け前に仕事を終わらせないと!』


サンタクロースは慌てた様子でソリに乗り込みました。