抱きしめていた手を離すと

雅也はすぐに誰かに電話をかけていた


雅也《もしもし恭介うまく行った》

恭介《おめでとおお!
よかったな!
おい!ゆき!付き合ったって!》

電話の向こう側から
ゆきの電話変わってって
声が聞こえておかしかった

雅也《みさきにかわんぞ》

雅也 ほいっ

《もしもしー?》

ゆき《みさきー?おめでとおおおお!
ほんとよかった!今日あんたが
行くか迷ってたから焦ったんだからね》

《なにそれ!?ゆき知ってたの?》

ゆき《ごめんごめん!でも
雅也もみさきのこと好きなんだよ
て黙っとくの大変だったんだから》

《なにそれ!まぢうける》

ゆき《とりあえずおめでと
早く帰っておいで!
4人でお祝いしよう
じゃーねー》

ツーツーツー

一方的に電話は切られた

2人が応援してくれてたことを

知ってた本当に嬉しかった