「…兄妹だよ。俺たちは。…

お前と俺は実の兄妹。

でも俺は無理だったんだよ。

…お前が妹で居続ける事が。

だから、っ…3年前のこの季節、
…っ俺が…お前を殺そぅと、……っっ、……



っ、!!い、いやっ
…なんでもない!
さっきのは、間違い、っな!っ、…」




ん?
何を言おうとしたんだろう…。
声が小さすぎて聞き取れなかったな…。



ま、いぃ、か…。



男はまた続ける。




「で、っ……でも、お前はこうして生きてくれている。…。


だから、俺はお前が死ぬまで、

もう我慢はしないよ。……。

お前の全てを知り尽くして。

奪い尽くして。………。

俺だけ、のものにしてやる………。

フフフ……。」