ある日、この時、この場所で。醜く歪んで堕ちてゆく。


ルカと名乗る男に言われた通り、


5つ目の右手のドアを開けた。




そこには、

全面、同じ色だった。


真っ白な床に真っ白な壁。



色は、シャンプーやボディーソープといった
物にしか付いてなった。


「う、わぁ~


本当に、真っ白だらけだな~…。」



お湯はちゃんと張られていて


少し指先で触れてみると、


ちょうど良いくらいの湯加減だった。