チッチッチッチッ………


静かな部屋に鳴り響く音…。

ここは何処…?
そして私は……。?


何もかも見えない。
どこを見渡しても真っ暗闇。

怖い。っ!!!



バタンッ、……

キィ~っ………。

突如、扉が開くような音がした。

「だ、誰?! 誰なの?!っ!!!」

返事はない…。

タンッ…ギシっ…
タンッ……ギシっ……

ギシ~……




何かが近づいてくる。

何もかもが分からない。



今の立場が。
今の時が。




「ねぇっ…!誰なのって聞いてるでしょ?!っ」





「……俺だよ。」



低く穏やかな声がした。