「男でも高校生は高校生ですよ。」
「変なとこ真面目なんだな。」
そう言って先輩は私に微笑んでくれた。
どきって、私の心臓が音をたてたの。
「家まで送ろっか?」
「え、い、いいですよ!
1人で平気です、、、。」
「お前がそう思ってても俺はそう思わないよ。
なんかあったら大変だし、送る。」
先輩はそういうと半ば強引に私の腕を引っ張った。
「送ってくれてありがとうございます。」
先輩はほんとうにお家まで送ってくれて、、
「全然いいって。俺んちこの近くだし。」
「え、そうなんですか?」
「そ、だからお礼される程でもねぇな!」
ニカッて歯出して笑う先輩。
「そういえばまだ名前聞いてなかったな。」
「あぁ、三浦 梨沙です。
今日入学したばっかりで、、」
「ちっさい高校生だな。」
ちっちゃくないし、、、
ちっちゃいかもしれないけど、私はおっきいって
思いたいの!!泣
「あー、わりぃ、俺の名前は立花 はやと!
2年な!」
え!1個上なだけ!?
てっきり3年生だと、、、
「まぁよろしくな梨沙。
それじゃあまた明日な。」
