私は桃佳とばいばいして、寒い夜の道を歩き出した。
「う〜、やっぱり春でもまだ寒いなぁ。」
冷えたてを口元に近づけてはぁ〜ってしていると
前から見覚えのある人が、、、。
「あっ。先輩だ、、、」
学校でぶつかった先輩。
さっきと印象が違って私服で、
ちょっとだけどきどきした。
先輩が私の視線に気づいた。
「あっ。学校の廊下で、、、」
覚えててくれた事に少し嬉しさを感じてしまった私。
「こんな夜遅くになにしてんだ?しかも制服で。
あぶねぇじゃん。」
もしかして今心配してくれてるの?
なんて馬鹿な考えをする私。
「先輩こそ、こんな夜遅くに危ないですよ。」
「いや、俺男だし。笑」
