学校に着いて教室に入った。
「梨沙〜!おっはよ〜う♪」
「桃佳おはよっ!」
「今日から本格的に学校始まるね♪
なんかわくわくするっっ♪」
桃佳は気合い十分って感じで
私も嬉しくなった。
「あれ?梨沙知り合い??」
「え?なにが?」
ほらっ。って桃佳が廊下を指さした。
するとそこにはこっちに向かって
手招きしてるはやと先輩。
「梨沙のこと呼んでるんじゃない?
まぁ詳しい事は後で聞くから!
とりあえず行っておいでよっ!!」
そういうと桃佳は私の背中を押した。
私が先輩に駆け寄ると、
「ごめんな、クラスまで来ちゃって。」
先輩は申し訳なさそうに眉を下げた。
「大丈夫ですよっ、どうしたんですか??」
私は先輩をみつめた。
先輩はほっぺを少し赤くした。
「あのさ、、番号教えてくんね?
昨日聞こうと思ってたんだけどすっかり忘れててさ、、」
え、、?私の?
私の携帯番号先輩が聞きたがってるの?
なんか、、嬉しい、、、。
「いいですけど、、なんで私の知りたいんですか??」
余計なことを聞いてしまう私、、、。
私の馬鹿、、。
「いや、仲良くなったしるしってかさ、、。
わざわざ聞きに来るおれ馬鹿だなっ笑」
先輩は照れくさそうに笑った。
「でも、次いつお前と会えるかわかんねぇし
とか思ってたらここまで来てた。」
急に真剣な目になった先輩をみて
わたしは胸がきゅーって締め付けられた。
なんなのこの感じ、、、。
「ありがとな梨沙。」
先輩は私に手を振って去っていった
そんなこんなで先輩と電話番号を交換した私。
この頃から先輩のことが頭から離れなくなってしまった。
