「まーいー!」



「あー!琴音!」



木村舞姫【きむら まい】(17)剣道部所属。




藤森平祐【ふじもり へいすけ】(17)



同じく剣道部所属。



私達4人は幼なじみだ。






「舞姫ぃー今日お祭り行こぉー」




「お祭りって毎年恒例の?いいよー!」



「じゃあ私の家に浴衣持ってきてねー!じゃっ後でね☆」



「りょーかい!」



ーーーーーーーーーーー



「できた!やっぱり舞姫可愛い!!」  





「ふふふ!ありがとう!琴音も可愛い♡」



舞姫は白い浴衣にピンク色の花が描かれているのを着ていて、髪は高い位置でゆるくお団子結びをしている。



私は紺色の浴衣に水色の蝶が飛んでいるもので、髪は巻いて横で結んでいる。



「平祐きっとこの舞姫を見たら顔真っ赤に染めるんだろーなー。」



「いやそれを言うなら修司でしょ」





「いやー平祐の反応を早く見たいわ」






「私は修司の反応の方がみたいや」
 






「よーし!準備も出来たし行こう!」
 







「行こーーー!」











この時は予想もしていなかった........


2人の運命を狂わす出来事が起こるだなんて....