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その後、烝は紀州沖で水葬された。




その際、近藤は自身の肩の鉄砲傷が酷く寝込んでいたが別れを告げるべく正装し代表として追悼の言葉を読んだ。




そして式には深手を負った多くの隊士達も山崎の死を悔み参加していた。




「歳、俺はあいつを可愛がっていた。それに信頼も大きかった。山崎はいい奴だ。あいつはこんなに多くの人に見送られて幸せだな」




「………そうだな」




「………さようなら、烝。舞姫達によろしくね」




そう言って私は烝が見えなくなるまで手を振り続けた。