「………………寝れないよ」
今はきっと現代でいう午前2時くらいだろう。
「なんで……琴音が……うぅ……」
総司も大分やつれていた。
平助や伊藤さんも……もうすぐ…
「舞姫」
「平助、寝てたんじゃないの?」
「眠れなくて…」
そう言って平助は眉をハの字にして笑った。
「琴音に……なんも言ってあげられなかった……。琴音が…1番辛いはずなのに…」
「しょうがないよ。いきなりそんなこと言われたら誰でも驚く。次会う時までに自分の中で整理しておけばいい」
「………そう…だね……」
「少し見ないうちに…みんな変わったよな………」
「総司……大分………やつれていたね…」
「そうだな……。左之さんも新八さんも……どこか元気がないって言うか……落ち着いたのかな…?」


