「総司…」



「…………………琴音」



「私ね、歳三に次吐血するまで仕事をさせてもらえるように頼んできた」



「……そ…ですか…」




「（よっぽど歳三に言われた"足手まとい"を気にしているのね）だからそれまでは総司、近藤さんを支えてあげな。剣は振るえなくても支えることは出来る」




「…………僕は足手まといだったんですね。だから近藤さんもずっと江戸へ帰れと言っていたんですね」



「違うでしょ！それは総司の体を心配してたんじゃない！総司はそんなことも分からなくなったの！？尊敬していた近藤さんもの気持ちが分からなくなったの！？」




「近藤さん……」




「総司、本当はこんなこと言いたくないけど私達はもう時間がないのよ？大好きな人たちといられる時間をもっと大切にしなきゃダメでしょう？」




「そう…ですね……。そうですね！僕はまだ近藤さんを支えられる！」



「そうよ！」




「琴音…ありがとう」



「はい、どういたしまして」