「っ……じゃ、私…総司に…っ……伝えますね…」 スパンッ 琴音は襖を閉めると井戸へ走った。 「ケホッケホッケホッケホッケホ…はぁ…はぁ……」 吐血……しなくて良かった。 最近では咳をする度に吐血をするんじゃないか…って思う。 いつか皆の前で血を吐いちゃうんじゃないか…。 こわい………。 「はぁ……。強くならないと!」 琴音はかるく口を濯ぐと総司の元へ向かった。