「出来るだけ早く出れるよう俺も近藤さんに話してみるな」 「ふふふ、ありがとう。早く出て総司の看病しないとな」 「……………総司の具合はどうだ?」 「どんどん痩せていくし咳も頻繁に出るようになった………。」 「そうか………」 「歳三はもう戻っていいよ?仕事、たくさん残ってるんでしょう?」 「あぁ。風邪引くなよ」 土方は自身の羽織を琴音に渡すと蔵から出て行った。 「ケホッケホッケホッ…んー…怠いなぁ」