「……………」




「…………聞いてたのか?」




「あんなに大きな声で話してたら誰でも聞こえるよ」





「………悪りい」



「左之は悪くないよ。悪いのは烝。」




「なんでやねん!わいなんもしとらんが!」




「はぁ?なんもしてないだと?誰が私の秘密バラしたんだぁ?」




「わ、わいは知らんが!」



「しらばっくれるつもりか?私最初から最後まで話聞いてたんだよ。さっさと白状せぇ!くそぼけっ!」




「ひぃっ!あ、わい土方はんに仕事頼まれてんやったわ!ほなさいなら!」



「させるか!」



「ぐえっ」




光の速さで丞の襟首を掴んだ舞姫。




「さっさと離しい!わいは仕事や!」



「だまされるか!」



「原田はん助けてえな!」





「ばかっ!俺を巻き込むな!」




それだけ言うと左之はマッハで自室へと戻って行った。



「ふふふふふふふふ」



数時間後ボロボロの山﨑が隊士たちに発見されたことは言うまでもない。