伊東の長ったらしい話が終わり、平助以外の古株と縁側に座っていた。




「俺、あいつムリだ。」


「私も!あいつが話した瞬間、全身に鳥肌が立った!」




「山南さんを差し置いて参謀になるなんてね……ケホッケホッ…」



「あぁあぁ、大丈夫?寒くない?」



「ん。ってか、今夏ですよ?寒かったら重症ですよね?」



「まぁ、局長と副長が決めたことだ。仕方あるまい」



「うーん……確かにそうなんだけど…やっぱり嫌だなぁ。ね!舞姫!」




「…………………」



全員「?」



「舞姫?」



「!え?何か言った?」


「伊藤が嫌だって言う話だったんだけど……舞姫どうしたの?」



「ん、なんかボーッとしてるみたい!夏バテかな?ははは。じゃ、部屋戻るね。」




「どうしたんだろう?」



「きっと何か隠してるんやなぁ!」




「わっ!烝!久しぶりの登場だね!」



「しゃあないやろ!仕事溜まってたんや!」




「話がそれている」



「あぁ、そうだった!私、少し舞姫と話してみるね」




「今はお前が一番適任だな」



「平助は伊藤にベッタリだからな!」




「うん。今日の夜にでも話してみるよ」