「やっぱりここにいた」



「…………………」




「総司さ……私の話全部聞いてたでしょう?」



「(コクン)」



「………微熱……咳…………吐血……自覚はあったんでしょう?」



「(コクン)」




「そう………」




「…………僕は剣にしかなれない。近藤さんの為に剣を握って来た。近藤さんの為に上京した。なのに……僕は…っ………」