錦が亡くなってから鴨ニイは自室に篭ってお酒を浴びるようにして飲んでいた。



そんな私は鴨ニイが心配で毎日八木邸に訪れていた。



そして日暮れ時、


「じゃあ鴨ニイに梅ネエ、そろそろ帰るね。」



「気をつけて帰るんよ〜」



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「さってと!夕餉作んないと!」


勝手場でテキパキと夕餉を作る琴音を見守る影が5人いた。



「琴音.......」




「琴音ってば全く泣かないんだから。辛い筈なのに....。」



「隊士の仕事の他に女中の仕事を増やしたみたいだしな。」



「仕事で嫌なことを忘れようってか。」




「少しは俺達を頼ってくれればいいのにな!」




上から沖田、舞姫、斎藤、永倉、藤堂。