私を助けた君は。



きっとこの学校でも同じことになるだろう。


別に仲良くしたくない人と一緒にいてもつまんないし。



そんなことを考えながら歩いていたらいつの間にか私は職員室についていた。


「失礼しまーす。今日この学校に転校してきた2年の滝宮詩織でっ、!!」


私の言葉は一人の女性によって遮られた。


その女性はどうやらこの学校の先生っぽい。



しかしなぜ私はこの先生に抱きしめられているのだろうか……


その先生が口を開いた。


「待ってたわー、しおりちゃん!あらー、写真でみるより全然可愛いじゃない!!」


いや、そう言われても…


「あら、ごめんなさいねー。しおりちゃんがかわいくてつい興奮しちゃった♡」


…いや、そんな語尾に♡つけて言われても…


「あたしは姫野優衣。ひめちゃんせんせーって呼んでね!今日からあなたのクラスの担任は私よっ♡」


「あの、姫野先生、教室に行かないんですか?」


そう、そんな話をしているうちにもうそろそろ教室に行かなければならない時間になっていた。


「もう、堅っ苦しいわねしおりちゃんは。しょうがない、教室行こっか。」